医療法人同仁会 松崎病院

診療技術

腹腔鏡手術

腹腔鏡手術とは、約10年前頃より、盛んに行われるようになった手術です。患者様にできるだけ負担を少なくするために始められた手術で、おなかに三つ~四つの穴をあけて、その穴の一つから、内視鏡を入れてテレビ画面を見ながら他の穴より、長い器具をおなかの中に入れて手術する方法です。

この方法で手術をすると、手術の傷が大変小さいので、傷が目立ちにくい上、手術の後の痛みも少なくて済みます。その上、術後の腸管麻痺の期間が短いので早くからご飯を食べられるようになります。
すなわち、手術後痛みが少なく、早くご飯を食べられるようになるわけですから、回復が早く早期に退院できるということになります。

腹腔鏡手術でどんな手術も可能なわけではなく、操作が比較的単純な手術に限られています。最も盛んに行われている手術は胆石の人などに施行する胆嚢摘出術です。この手術の場合は、最近では数日の入院期間で済むようになりました。