医療法人同仁会 松崎病院

眼形成外科のご案内

こんなお悩みはありませんか?

  • 目が開けにくい
  • まぶたが下がって見にくい
  • 目が閉じられない
  • 逆まつげでゴロゴロする
  • まぶたが腫れた
  • まぶたにできものがある
  • 涙が多い

松崎病院の眼形成外科では、眼球付属器(眼周囲の組織)を対象とした診療を行っています。良好な視機能を保持するためには、眼瞼、眼窩、涙道の状態が正常に保たれていることが不可欠です。これらの病的状態に対し、外科的治療あるいはその他の方法で改善をはかります。

眼瞼下垂や内反症などの一般的な疾患から、高度な再建を要する難症例まで幅広く対応しています。

診療は完全予約制です。
ご希望の方はお電話(06-6753-0255)または、病院受付でお申し込みください。

手術担当医師のご紹介

高橋 靖弘 Takahashi Yasuhiro

  • 役職:愛知医科大学病院
    眼形成・眼窩・涙道外科 教授(特任)
    アジア太平洋眼形成外科学会 前副理事長(2016年~2018年)
  • 資格:医学博士
    日本眼科学会認定専門医・指導医
    ボトックス®講習・実技セミナー修了(眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、斜視)
  • 経歴:2002年 和歌山県立医科大学医学部 卒業、大阪市立大学眼科 研修医/大阪掖済会病院眼科 医員
    2005年 大阪市立大学大学院 視覚病態学教室
    2008年 聖隷浜松病院眼形成眼窩外科 医員/Singapore National Eye Centre
    2009年 大阪市立大学大学院 修了、愛知医科大学眼科 助教
    2014年 愛知医科大学眼科 講師
    2016年 愛知医科大学病院 眼形成・眼窩・涙道外科 准教授
    2023年 愛知医科大学病院 眼形成・眼窩・涙道外科 教授(特任)

主な対象疾患

  • 眼瞼下垂(退行性、先天性、他)、上眼瞼内反症、下眼瞼内反症、睫毛乱生、上眼瞼皮膚弛緩、下眼瞼形成、眉毛下垂、外反症、眼瞼後退・兎眼症、眼瞼けいれん、 甲状腺眼症、眼瞼腫瘍、眼瞼悪性腫瘍、眼窩良性腫瘍、眼窩炎症性疾患、眼腫瘍、結膜腫瘍
  • 涙小管閉塞、鼻涙管閉塞、慢性涙嚢炎
  • 霰粒腫、翼状片、結膜弛緩症

治療方針

甲状腺眼症

兎眼に対しては病態に応じて上眼瞼延長術、眼瞼腫瘍に対する脂肪切除を行います。

涙道疾患

涙道閉塞に対する手術では、皮膚に傷が残らず、内視鏡を使って鼻の中から行う涙嚢鼻腔吻合術・鼻内法をほぼ全症例に行っています。再発率はかなり少なく、2~3%です。

眼瞼下垂や下眼瞼内反症等の眼瞼疾患

解剖学的エビデンスや発症病理に基づいた手術を行っているため、良好な手術成績をあげております。
眼瞼下垂手術においては、生理的な上眼瞼のカーブの作成等、美容外科的に配慮した手術を心がけ、また、眼に優しい手術を行っております。
下眼瞼内反症手術に関しては、独自の改良によって低い再発率を誇っています。
外傷や先天性の醜形の修正も行っております。レックリングハウゼン病による顔の醜形も手術的に修正が可能です。

眼瞼腫瘍摘出再建

悪性腫瘍は命にかかわるため、確実に全摘出を行う必要があります。当科では眼瞼悪性腫瘍に対して切除と再建を同時手術中には行わず、病理検査の結果次第で追加切除を行えるようにしているため、再発のリスクが小さくなっております。
そのため数回の手術を必要とすることがありますが、通常、局所麻酔下で行うことが可能であるため、ほとんどの場合で日帰り手術が可能です(遠方の方は入院治療も可能です)。
眼瞼組織を大きく切除した場合は、対側の瞼板や皮膚、鎖骨下の皮膚、口唇粘膜、硬口蓋粘膜、耳介軟骨などを用いた再建を行っています。再建には、整容面、視機能面で最良の結果が得られるよう、元の組織になるべく性状の近い組織を用いることを第一選択としています。